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	<title>ソウル市民五部作 特設ブログ</title>
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		<title>12月4日(日)『ソウル市民1939・恋愛二重奏』＆打ち上げ</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Dec 2011 03:05:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[劇場レポート]]></category>

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		<description><![CDATA[( &#8216;o&#8217; )ほー(ﾟдﾟ)たー(ﾟεﾟ)るのー(ﾟ∀ﾟ)ひー(´Д｀)かぁ〜り♫ ( ﾟ,_･･ﾟ)ゴブ作でぇす。 最後の劇場レポートだよ〜☆ミ 『ソウル市民』『ソウル市民1939・恋愛二重奏』に出演の兵藤公美さんから！ 千穐楽、12月4日(日)は、 『ソウル市民1939・恋愛二重奏』と『サンパウロ市民』が上演されました〜。 満員御礼！最後の土日で五作品御覧頂いた方もいたみたい。 間に合ってよかった！ バラして、打ち上げて…夜の公園で騒いじゃった人も…いたようですね。。 スタッフ・俳優の皆さん、どうもお疲れ様でした！！ 僕もこれで最後だよ。読んでくれてみんなどうもありがとうっ。 ＼(^o^)／じゃあね！ ＼(^o^)／アンニョン！ ＼(^o^)／チャウ！ ＊　＊　＊　＊　＊ 12月4日千秋楽 ソウル市民1939恋愛二重奏レポート 兵藤公美です。 いやーこの日が来ることがいまいち想像できないくらい怒涛で始まったソウル市民五部作。。 あっという間だったなーと思って考えてみたら、怒涛で始まり、調子がつかめてきたころ風邪をひき、治って元気になってだいぶ経つと思うと、いやいやロングランでした。 気付けば季節は冬！ ノースリーブを着ていたころから、ダウンジャケットまで。 ソウル市民に浸った下半期でした。 と書くとすごく感慨深い感じがしますが、感慨とかはあんまりないです。 長く一つの作品と対峙できて俳優としておもしろい経験でした。 五部作、観客のみなさまにはどのように映ったのでしょうか？ 私が出演しているソウル市民と 1939恋愛二重奏を観劇してくれた知り合いの高校生で、特にソウル市民がおもしろかったといって、 ちょうど、歴史の授業で学習していたタイミングで、 国とか政府という大きな組織がやっていたことで、よくわからないし、庶民は関係ないと思っていたけれど、「ソウル市民」に出てくる自分たちと同じような庶民の人たちの家の中に侵食していた日常を観て、今でも日本人によくない気持ちを持ってるアジアの人たちがいるということがわかる気がした。という感想をいってました。 観客のみなさまに、自分も関係があると思うような、観てくれた方の人生がより豊かになるような、作品の持つ力を大きくできるよう、一俳優として精進してまいりたいと思います。 これからもいろんな作品をたくさん公演しますので、ぜひ観にいらして下さい。 7日には、「サンタクロース会議」西日本ツアーが始まります！ ソウル市民五部作を観にきていただいた観客のみなさま、本当にありがとうございました。 打ち上げの様子、吉祥寺の居酒屋にて。 この後、終電で帰る人、二次会に流れる人、 し烈な動員争いで惜しくも敗れた1919組に、主宰からの「二次会は井の頭公園で」というお達しにより、井の頭公園で呑みながら寒さのあまりドロケイをして、ホームレスの方の睡眠をさまたげたという山内健司率いる5女優がいたようです。 &#8230; <a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/12%e6%9c%884%e6%97%a5%e6%97%a5%e3%80%8e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%e5%b8%82%e6%b0%911939%e3%83%bb%e6%81%8b%e6%84%9b%e4%ba%8c%e9%87%8d%e5%a5%8f%e3%80%8f%ef%bc%86%e6%89%93%e3%81%a1%e4%b8%8a%e3%81%92/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
( &#8216;o&#8217; )ほー(ﾟдﾟ)たー(ﾟεﾟ)るのー(ﾟ∀ﾟ)ひー(´Д｀)かぁ〜り♫<br />
<br />
( ﾟ,_･･ﾟ)ゴブ作でぇす。<br />
最後の劇場レポートだよ〜☆ミ<br />
『ソウル市民』『ソウル市民1939・恋愛二重奏』に出演の兵藤公美さんから！<br />
<br />
千穐楽、12月4日(日)は、<br />
『ソウル市民1939・恋愛二重奏』と『サンパウロ市民』が上演されました〜。<br />
満員御礼！最後の土日で五作品御覧頂いた方もいたみたい。<br />
間に合ってよかった！<br />
<br />
バラして、打ち上げて…夜の公園で騒いじゃった人も…いたようですね。。<br />
スタッフ・俳優の皆さん、どうもお疲れ様でした！！<br />
<br />
僕もこれで最後だよ。読んでくれてみんなどうもありがとうっ。<br />
<br />
＼(^o^)／じゃあね！<br />
<br />
＼(^o^)／アンニョン！<br />
<br />
＼(^o^)／チャウ！<br />
<br />
＊　＊　＊　＊　＊<br />
<br />
12月4日千秋楽<br />
ソウル市民1939恋愛二重奏レポート<br />
兵藤公美です。<br />
<br />
いやーこの日が来ることがいまいち想像できないくらい怒涛で始まったソウル市民五部作。。<br />
<br />
あっという間だったなーと思って考えてみたら、怒涛で始まり、調子がつかめてきたころ風邪をひき、治って元気になってだいぶ経つと思うと、いやいやロングランでした。<br />
気付けば季節は冬！<br />
<br />
ノースリーブを着ていたころから、ダウンジャケットまで。<br />
ソウル市民に浸った下半期でした。<br />
と書くとすごく感慨深い感じがしますが、感慨とかはあんまりないです。<br />
<br />
長く一つの作品と対峙できて俳優としておもしろい経験でした。<br />
<br />
<br />
五部作、観客のみなさまにはどのように映ったのでしょうか？<br />
私が出演しているソウル市民と<br />
1939恋愛二重奏を観劇してくれた知り合いの高校生で、特にソウル市民がおもしろかったといって、<br />
ちょうど、歴史の授業で学習していたタイミングで、<br />
国とか政府という大きな組織がやっていたことで、よくわからないし、庶民は関係ないと思っていたけれど、「ソウル市民」に出てくる自分たちと同じような庶民の人たちの家の中に侵食していた日常を観て、今でも日本人によくない気持ちを持ってるアジアの人たちがいるということがわかる気がした。という感想をいってました。<br />
<br />
観客のみなさまに、自分も関係があると思うような、観てくれた方の人生がより豊かになるような、作品の持つ力を大きくできるよう、一俳優として精進してまいりたいと思います。<br />
<br />
これからもいろんな作品をたくさん公演しますので、ぜひ観にいらして下さい。<br />
7日には、「サンタクロース会議」西日本ツアーが始まります！<br />
<br />
ソウル市民五部作を観にきていただいた観客のみなさま、本当にありがとうございました。<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/12%e6%9c%884%e6%97%a5%e6%97%a5%e3%80%8e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%e5%b8%82%e6%b0%911939%e3%83%bb%e6%81%8b%e6%84%9b%e4%ba%8c%e9%87%8d%e5%a5%8f%e3%80%8f%ef%bc%86%e6%89%93%e3%81%a1%e4%b8%8a%e3%81%92/attachment/1204/" rel="attachment wp-att-1433"><img src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/1204-300x266.jpg" alt="" title="1204" width="300" height="266" class="alignnone size-medium wp-image-1433" /></a><br />
<br />
打ち上げの様子、吉祥寺の居酒屋にて。<br />
この後、終電で帰る人、二次会に流れる人、<br />
し烈な動員争いで惜しくも敗れた1919組に、主宰からの「二次会は井の頭公園で」というお達しにより、井の頭公園で呑みながら寒さのあまりドロケイをして、ホームレスの方の睡眠をさまたげたという山内健司率いる5女優がいたようです。<br />
<br />
みんなみんなおつかれ！！</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>未来へ</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 16:30:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>oriza</dc:creator>
				<category><![CDATA[22年目の『ソウル市民』- 平田オリザ]]></category>

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		<description><![CDATA[うちの劇団の子どもたちです ソラノ！ バラシを手伝うスバル 私の眼鏡をかけて喜ぶみなみ  ご愛読ありがとうございました。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
うちの劇団の子どもたちです<br />
<br />
ソラノ！<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%81%b8/cimg0727-3/" rel="attachment wp-att-1423"><img class="alignnone size-large wp-image-1423" title="CIMG0727" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG07272-768x1024.jpg" alt="" width="584" height="778" /></a><br />
<br />
バラシを手伝うスバル<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%81%b8/cimg0736-2/" rel="attachment wp-att-1424"><img class="alignnone size-large wp-image-1424" title="CIMG0736" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG07361-768x1024.jpg" alt="" width="584" height="778" /></a><br />
<br />
私の眼鏡をかけて喜ぶみなみ<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%81%b8/%e3%81%bf%e3%81%aa%e3%81%bf-3/" rel="attachment wp-att-1425"><img class="alignnone size-large wp-image-1425" title="みなみ" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/みなみ2-764x1024.jpg" alt="" width="584" height="782" /></a><br />
<br />
 ご愛読ありがとうございました。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>バラシ</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 16:03:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>oriza</dc:creator>
				<category><![CDATA[22年目の『ソウル市民』- 平田オリザ]]></category>

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		<description><![CDATA[舞台がバラされていきます。 &#160;]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
舞台がバラされていきます。<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%83%90%e3%83%a9%e3%82%b7/cimg0730/" rel="attachment wp-att-1403"><img class="alignnone size-full wp-image-1403" title="CIMG0730" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG0730.jpg" alt="" width="3648" height="2736" /></a><br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%83%90%e3%83%a9%e3%82%b7/cimg0731/" rel="attachment wp-att-1404"><img class="alignnone size-full wp-image-1404" title="CIMG0731" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG0731.jpg" alt="" width="3648" height="2736" /></a><br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%83%90%e3%83%a9%e3%82%b7/cimg0733/" rel="attachment wp-att-1405"><img class="alignnone size-full wp-image-1405" title="CIMG0733" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG0733.jpg" alt="" width="3648" height="2736" /></a><br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%83%90%e3%83%a9%e3%82%b7/cimg0735/" rel="attachment wp-att-1406"><img class="alignnone size-full wp-image-1406" title="CIMG0735" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG0735.jpg" alt="" width="3648" height="2736" /></a><br />
<br />
&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>「五部作」の挑戦</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Dec 2011 02:41:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[『ソウル市民』と青年団のこと（後編） − 山内健司＋松田弘子＋志賀廣太郎]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://seoul5.seinendan.org/?p=1397</guid>
		<description><![CDATA[（前回からの続き） ―今回、新作っていうことで、新作ではオリザさん、なにか新しいトライを、よくすると思うんですけど、そういう演出的な実験とかってありますか？『眠れない夜なんてない』だったら、中途半端な感じとか、言い間違いとか、そういうのがあったと思うんだけど。 松田：言ってたね（笑）「打倒チェルフィッチュ」とか（笑） 山内：今回の場合は、演出は、なんか、「繰り返す」ってこと。「打倒マームとジプシー」とか言ってたよね。なんかね（笑） 志賀：『サンパウロ』の踊りで「白神（ももこ）を超える！」とか（笑） 山内：なんだそりゃ。 松田：言ってた。むちゃくちゃだよね。 ―あーあ（笑）…若者をライバル視するのが好きですよね、オリザさんはね。 志賀：これは実験とかじゃないんだけど「間を詰めるんだけどゆっくりしゃべる」っていうのがね、いつのときからかなぁ。 山内：ずいぶん前からだけどね。 松田：私もずっと言われてるな。…いまはね（笑）なんか、あの、50を過ぎてくるとですね、だんだん台詞が入んないんですけど、『恋愛二重奏』に私と大塚さんがわりとずっと一緒に出てるから、大塚さんが途中で「もうだめだ…」とか言い出して、そしたらオリザが「大丈夫！できる！」って（笑）、 山内：なんだそりゃ（笑） 志賀：ハハ（笑） ―（笑） 松田：こないだ私も、なんか台詞がわかんなくなってきちゃって「あれ？なんだっけ？ごめんごめん、なんかわかんなくなってきちゃった」っていったら、オリザがね、「『ええ⇒ああ⇒えっ？⇒ああ』の順番だから」って言って（笑） 一同：（笑） 松田：「あぁ、『ええ⇒ああ⇒えっ？⇒ああ』か。オッケーオッケー」みたいな（笑） 志賀：ああ、そうそう、この前「語尾を間違えないように」って言ってて、あれは珍しいなと思ってたんだけど。 松田：ああ、あれね、珍しい。「自主稽古のときに誰か見てる人が居て、語尾とかチェックしてください」って言って。ちゃんと書いてるんだな、っていったら悪いんだけど（笑）、打ち間違いかな、と思ってこっちで勝手に直しちゃったりするとこもあるんですけど、やっぱり書いた人にちゃんと聞かないとダメだなぁと思って。 山内：なんか音で決めてるとか言ってたけどね。「えっ？はっ？えっ？…うん」とか。ついこの間、そんなこと呟いてて面白いこというなぁと思って。 志賀：ああそうだね。 松田：私もこの間最初に読んだときかなんかに「ええ」って書いてあったんだけど、読んだら「ああ、そこ『うん』だった」て修正された。だから、理由があるんだよね。 山内：やってみてわかったのは「ソウルとサンパウロ違うんだなぁ」っていうことが、あまりにも大きいんだよね。 松田：一見台本似てるのに、っていう意味ですか？ 山内：うん。全然違うんだっていうのが。一番おっきな発見。 志賀：うんうん。空気感というかね。ほとんど同じ台詞で作られてるシーンがあるのにね。 松田：へー、面白いね。 山内：たぶん混線はしない、というくらい。 志賀：しょっぱなに堀切さん（『サンパウロ市民』）のことを「堀田さん」ていいそうだけど。（笑） 一同：（笑） 松田：固有名詞ってさ、必然性がないからさ、もともと間違えやすいのにね（笑） 志賀：ガラッと変えてよ！って（笑） 山内：でもガラッと変えて出て来なかったらもっと怖いよ（笑） 松田：「あの…なんだ、堀田さん」っていったら、実は「城之内さん」とかだったらひどいね。（笑） ―でもその、なにが違うのか、っていうのは非常に興味深いですね。 山内：役者で言えば、身体が違う、イメージも違う。 松田：それが、変わってくる根拠的なものが台本じゃないとしたら、何なのかっていうことでしょ。 山内：イメージでしょうね。 松田：サンパウロだからってこと？ 志賀：うん、背景が全然違う。 &#8230; <a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%80%8c%e4%ba%94%e9%83%a8%e4%bd%9c%e3%80%8d%e3%81%ae%e6%8c%91%e6%88%a6/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
（<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/10%E5%B9%B4%E6%AF%8E%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%83%AB%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%80%8F/" target="_blank">前回</a>からの続き）<br />
<br />
<em><strong>―今回、新作っていうことで、新作ではオリザさん、なにか新しいトライを、よくすると思うんですけど、そういう演出的な実験とかってありますか？『眠れない夜なんてない』だったら、中途半端な感じとか、言い間違いとか、そういうのがあったと思うんだけど。</strong></em><br />
<strong>松田：</strong>言ってたね（笑）「打倒チェルフィッチュ」とか（笑）<br />
<strong>山内：</strong>今回の場合は、演出は、なんか、「繰り返す」ってこと。「打倒マームとジプシー」とか言ってたよね。なんかね（笑）<br />
<strong>志賀：</strong>『サンパウロ』の踊りで「白神（ももこ）を超える！」とか（笑）<br />
<strong>山内：</strong>なんだそりゃ。<br />
<strong>松田：</strong>言ってた。むちゃくちゃだよね。<br />
<em><strong>―あーあ（笑）…若者をライバル視するのが好きですよね、オリザさんはね。</strong></em><br />
<strong>志賀：</strong>これは実験とかじゃないんだけど「間を詰めるんだけどゆっくりしゃべる」っていうのがね、いつのときからかなぁ。<br />
<strong>山内：</strong>ずいぶん前からだけどね。<br />
<strong>松田：</strong>私もずっと言われてるな。…いまはね（笑）なんか、あの、50を過ぎてくるとですね、だんだん台詞が入んないんですけど、『恋愛二重奏』に私と大塚さんがわりとずっと一緒に出てるから、大塚さんが途中で「もうだめだ…」とか言い出して、そしたらオリザが「大丈夫！できる！」って（笑）、<br />
<strong>山内：</strong>なんだそりゃ（笑）<br />
<strong>志賀：</strong>ハハ（笑）<br />
<em><strong>―（笑）</strong></em><br />
<strong>松田：</strong>こないだ私も、なんか台詞がわかんなくなってきちゃって「あれ？なんだっけ？ごめんごめん、なんかわかんなくなってきちゃった」っていったら、オリザがね、「『ええ⇒ああ⇒えっ？⇒ああ』の順番だから」って言って（笑）<br />
<strong>一同：</strong>（笑）<br />
<strong>松田：</strong>「あぁ、『ええ⇒ああ⇒えっ？⇒ああ』か。オッケーオッケー」みたいな（笑）<br />
<strong>志賀：</strong>ああ、そうそう、この前「語尾を間違えないように」って言ってて、あれは珍しいなと思ってたんだけど。<br />
<strong>松田：</strong>ああ、あれね、珍しい。「自主稽古のときに誰か見てる人が居て、語尾とかチェックしてください」って言って。ちゃんと書いてるんだな、っていったら悪いんだけど（笑）、打ち間違いかな、と思ってこっちで勝手に直しちゃったりするとこもあるんですけど、やっぱり書いた人にちゃんと聞かないとダメだなぁと思って。<br />
<strong>山内：</strong>なんか音で決めてるとか言ってたけどね。「えっ？はっ？えっ？…うん」とか。ついこの間、そんなこと呟いてて面白いこというなぁと思って。<br />
<strong>志賀：</strong>ああそうだね。<br />
<strong>松田：</strong>私もこの間最初に読んだときかなんかに「ええ」って書いてあったんだけど、読んだら「ああ、そこ『うん』だった」て修正された。だから、理由があるんだよね。<br />
<strong>山内：</strong>やってみてわかったのは「ソウルとサンパウロ違うんだなぁ」っていうことが、あまりにも大きいんだよね。<br />
<strong>松田：</strong>一見台本似てるのに、っていう意味ですか？<br />
<strong>山内：</strong>うん。全然違うんだっていうのが。一番おっきな発見。<br />
<strong>志賀：</strong>うんうん。空気感というかね。ほとんど同じ台詞で作られてるシーンがあるのにね。<br />
<strong>松田：</strong>へー、面白いね。<br />
<strong>山内：</strong>たぶん混線はしない、というくらい。<br />
<strong>志賀：</strong>しょっぱなに堀切さん（『サンパウロ市民』）のことを「堀田さん」ていいそうだけど。（笑）<br />
<strong>一同：</strong>（笑）<br />
<strong>松田：</strong>固有名詞ってさ、必然性がないからさ、もともと間違えやすいのにね（笑）<br />
<strong>志賀：</strong>ガラッと変えてよ！って（笑）<br />
<strong>山内：</strong>でもガラッと変えて出て来なかったらもっと怖いよ（笑）<br />
<strong>松田：</strong>「あの…なんだ、堀田さん」っていったら、実は「城之内さん」とかだったらひどいね。（笑）<br />
<em><strong>―でもその、なにが違うのか、っていうのは非常に興味深いですね。</strong></em><br />
<strong>山内：</strong>役者で言えば、身体が違う、イメージも違う。<br />
<strong>松田：</strong>それが、変わってくる根拠的なものが台本じゃないとしたら、何なのかっていうことでしょ。<br />
<strong>山内：</strong>イメージでしょうね。<br />
<strong>松田：</strong>サンパウロだからってこと？<br />
<strong>志賀：</strong>うん、背景が全然違う。<br />
<strong>松田：</strong>たまたま同じ家だけど、…ふーん面白いねぇ、それ。<br />
<em><strong>―背景が違う、っていうのも根拠としては、わかるようなわからないような感じですよね。観なきゃわからない。</strong></em><br />
<strong>山内：</strong>背景っていうか世界が違う。取材で、台本読んで来た人が、オリザに「こんなことやって許されるのはオリザさんだからですよ。怒られますよ」って言ったらしいんだけど。「言ったな？」っていう感じで。<br />
<strong><em>―台本でね。</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>最初は僕らもそう思ったんだよ「いくら何でもこれコピペすぎねぇ？」とかって。でもやってみたら、そんなことない。<br />
<strong>志賀：</strong>『ソウル市民』『ソウル市民1919』とおんなじ役の人も、たくさんいるしね。<br />
<strong><em>―そうなると、全体が楽しみですねぇ。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>いや、それにしても、大河ドラマ的なあれは、あると思うよ。<br />
<strong>山内：</strong>まあ、全部には出てみたいね、正直なところ、難しいとは思うけど。<br />
<strong>松田：</strong>あの、オリザが「同年代のことにしか興味がない。新作は同年代のことしか書かない」とか言ってるけど、今回は『ソウル市民』の新作だから、またちょっと違って面白いよね。<br />
<strong><em>―なるほど。どうもありがとうございました。</em></strong><br />
<br />
（終わり）</p>
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		<item>
		<title>大団円</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 23:45:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>oriza</dc:creator>
				<category><![CDATA[22年目の『ソウル市民』- 平田オリザ]]></category>

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		<description><![CDATA[　千秋楽の日 　今日は、昨日と打って変わって朝から快晴。 　午前中、埼玉に住んでいる姉が、小学校の同窓会の打ち合わせとかでうちに来る。 　吉祥寺へ。朝から楳図かずお先生を、街でお見かけして、気合いが入る。 　劇場へ。すでに当日券待ちのお客様がたくさん。   13時、『ソウル市民１９３９・恋愛二重奏』開演。15時終演。 　16時『サンパウロ市民』開演。18時終演。 　無事、全公演を終了しました。   いまは、バラシ（舞台装置の片付け）の時間で、私はやることがないので控え室でこの文章を書いています。   あと30分ほどで打ち上げが始まります。   六週間の公演を通じて、ずっと考えていたことは、演劇とは何と時間のかかる仕事なのだろうということでした。もう三十年も演劇をやっていて、そんなことは充分に分かっていたつもりだったのに、それを今回、さらに痛いほど実感しました。   バブル期に書かれた『ソウル市民』は22年目の上演を迎えました。 　『ソウル市民1919』は、初演から十年で、やっと、作品としてのはっきりとした輪郭を持ち始めました。 　『ソウル市民・昭和望郷編』は、もう少し書き換えられる部分があると、今回の公演を通じて気がつきました。 　『ソウル市民１９３９・恋愛二重奏』は、次回公演の時には、大きな構成の変更を行う予定です。 　『サンパウロ市民』の実験は、まだ始まったばかりです。 　たとえば『ソウル市民・昭和望郷編』は、2006年、ホリエモン騒動の記憶も新しい中での上演でした。観客の多くは、登場人物たちの喧噪を、ＩＴ長者たちの末路と重ね合わせて観ていました。しかし、いま、そのような感覚はもうありません。アフタートークにお招きしたエコノミストの水野和夫さんからは、「よくこれをリーマンショックの前に書きましたね」と褒めていただきました。   強い同時代性を持つ作品は、やがて作家の意図を離れて、少しずつより大きな普遍性を獲得し、熟成していきます。   この作品群が、全体として一つの普遍性を獲得するには、きっとまだまだ、長い時間がかかることでしょう。できれば、それまで演劇を続けていたい。   それにしても、五部作一挙上演、延べ十時間あまりの時間を共有し、何事かにたどり着く（あるいはたどり着かない）という行為は、なんと贅沢なことでしょう。   この最高に贅沢な時間を、私たちはこれからも提供していきたいと思います。   本当にありがとうございました。 　何枚か、写真を別に載せます。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
　千秋楽の日<br />
　今日は、昨日と打って変わって朝から快晴。<br />
　午前中、埼玉に住んでいる姉が、小学校の同窓会の打ち合わせとかでうちに来る。<br />
　吉祥寺へ。朝から楳図かずお先生を、街でお見かけして、気合いが入る。<br />
<br />
　劇場へ。すでに当日券待ちのお客様がたくさん。<br />
  13時、『ソウル市民１９３９・恋愛二重奏』開演。15時終演。<br />
　16時『サンパウロ市民』開演。18時終演。<br />
<br />
　無事、全公演を終了しました。<br />
  いまは、バラシ（舞台装置の片付け）の時間で、私はやることがないので控え室でこの文章を書いています。<br />
  あと30分ほどで打ち上げが始まります。<br />
<br />
  六週間の公演を通じて、ずっと考えていたことは、演劇とは何と時間のかかる仕事なのだろうということでした。もう三十年も演劇をやっていて、そんなことは充分に分かっていたつもりだったのに、それを今回、さらに痛いほど実感しました。<br />
<br />
  バブル期に書かれた『ソウル市民』は22年目の上演を迎えました。<br />
　『ソウル市民1919』は、初演から十年で、やっと、作品としてのはっきりとした輪郭を持ち始めました。<br />
　『ソウル市民・昭和望郷編』は、もう少し書き換えられる部分があると、今回の公演を通じて気がつきました。<br />
　『ソウル市民１９３９・恋愛二重奏』は、次回公演の時には、大きな構成の変更を行う予定です。<br />
　『サンパウロ市民』の実験は、まだ始まったばかりです。<br />
<br />
　たとえば『ソウル市民・昭和望郷編』は、2006年、ホリエモン騒動の記憶も新しい中での上演でした。観客の多くは、登場人物たちの喧噪を、ＩＴ長者たちの末路と重ね合わせて観ていました。しかし、いま、そのような感覚はもうありません。アフタートークにお招きしたエコノミストの水野和夫さんからは、「よくこれをリーマンショックの前に書きましたね」と褒めていただきました。<br />
  強い同時代性を持つ作品は、やがて作家の意図を離れて、少しずつより大きな普遍性を獲得し、熟成していきます。<br />
  この作品群が、全体として一つの普遍性を獲得するには、きっとまだまだ、長い時間がかかることでしょう。できれば、それまで演劇を続けていたい。<br />
<br />
  それにしても、五部作一挙上演、延べ十時間あまりの時間を共有し、何事かにたどり着く（あるいはたどり着かない）という行為は、なんと贅沢なことでしょう。<br />
  この最高に贅沢な時間を、私たちはこれからも提供していきたいと思います。<br />
<br />
  本当にありがとうございました。<br />
<br />
　何枚か、写真を別に載せます。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>10年毎の『ソウル市民』</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 08:33:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[『ソウル市民』と青年団のこと（後編） − 山内健司＋松田弘子＋志賀廣太郎]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://seoul5.seinendan.org/?p=1387</guid>
		<description><![CDATA[（前回からの続き） ―あの、二部作⇒三部作⇒五部作っていうふうに眺めてみたらどうだろう、と思うんですけど、どうなんですかね。 松田：『昭和望郷編』には私たち3人とも出てなかったからね。 志賀：俺、三部作の時は、日程の都合でひとつも出てないんだよね。 ―あ、そうでしたか。 志賀：だから10年ぶりで。 山内：これは、「バカ企画」ってのがあって。なんか無茶なことをやろうみたいな流れがあって…三本立てもバカ企画、五本立てもバカ企画っていうね。 志賀：こんなバカ企画あるか、って。 山内：…ん？いま微妙になにか…ダジャレだったの？（笑） 志賀：いやいや（笑）面白いから、乗ってんだけれども。 山内：バカ企画をやると、それが前提になっちゃう、デフォルトになっちゃう、っていう。 松田：筋肉の可動域が、無理かけると広がるっていう。 ―そんな感じですよね。 志賀：そのうちあれじゃない？リクエスト公演とかやればいいんじゃない？（笑） 松田：ああ（笑）「えーと…きょうは、『1919』で～す！」とかね。 ―（笑）で、楽屋から「お疲れ様でーす」って帰る人が出てきたりして。「今日は出番ないな」って。 松田：みんな来といて。あれもいいですね、前『ソウル市民』韓国語もやったから、「きょうは韓国語で」とか。 志賀：そうそうそう（笑） ―五部作全体としてはどうですか？ 松田：堀田由美子（印刷屋の娘）が、鄭亜美（1919）→本田けい（望郷編）→佐山和泉（恋愛二重奏）と、ずいぶん変わったねぇ（笑）とか言ってるけど。 志賀：観てて『昭和望郷編』で堀田さんの娘夫婦が満州に行ってたのが、今回『恋愛二重奏』で帰ってきて、「ああよかったね」って思ったけど（笑） ―（笑）ああ。 松田：そうそう（笑）。私は今まで『ソウル市民』『1919』では近所の人だったけど、『恋愛二重奏』で初めて篠崎家の人になって、それが違うし。でもそうするとさ、自分が全部考える以前に、作品の歴史があるから、これに乗っかってっちゃえ、みたいなのがある。 ―ああ、潮の流れがある、みたいなね。 松田：直接的に、同じ役をやっているあの人のあの癖を真似しよう、とかはそういうのないけど、大きな感じで、あんな感じで「邪魔な人はだれもいません」とか言ってた人が、こうなってるんだな、と。 志賀：堀田さんのあれはね、観ててすごく切なくってね。 ―なんか変な夢みたいだな、と思って。フラッシュバックじゃないんだけど、部分的にその人の記憶がある、みたいなのが、ぽっぽっぽっとつながって出てくる。 松田：同じ人物なんだけど違う俳優がやってるとか。違う人物なんだけど、同じ俳優がやってて、なんとなくつながってるとかの感じが面白い。 志賀：『サンパウロ』でも「戦争で危なくなるから、日本に帰る」っていう。こっちはその後のこと知ってるから、「沖縄には帰んないほうがいいよ」「そっちのほうが危ない」っていう。そういう切なさっていうかな。その人の運命っていうか、その人の選択だから、仕方がないんだけど。「危なくなるから日本に帰る」ってのはね、なんともいえないね。 松田：そういうのってやっててジレンマみたいなのはないですか？ 山内：それはないんだけど…「人生の答え合わせ」みたいなことが、俺たちの年齢だといっぱい起きてくるじゃないですか？「ああ、こんなだったんだ、俺の未来は」っていう。そういうふうな切なさを強く感じちゃうのは、「俺、歳だなぁ」と思うけどね。 松田：あの、『恋愛二重奏』でもさ、ヒトラーユーゲント（偽）とかが来てさ「万歳ナチス」とかって、やるんだけど、やっぱりさ、手を挙げるのにさ、すごい抵抗感があるんですよ。 山内：おれブライアリーが手を上げた時にさ、びっくりしたね。 松田：アルノーがさ、『鳥の飛ぶ高さ』の時にさ、ダンスの振付を変えたじゃな いですか。「ハイルヒットラー！」みたいに手を挙げる振りがあって。 山内：ああ、「ものすごい抵抗感があります」って言って。 ―へー、なるほど。 志賀：まあ、稽古の最初のほうで、みんな挙げ方バラバラだったけども（笑） （続く）]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
（<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/00%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E9%9D%92%E5%B9%B4%E5%9B%A3%E3%81%AE%E5%A4%89%E5%8C%96/" target="_blank">前回</a>からの続き）<br />
<br />
<strong><em>―あの、二部作⇒三部作⇒五部作っていうふうに眺めてみたらどうだろう、と思うんですけど、どうなんですかね。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>『昭和望郷編』には私たち3人とも出てなかったからね。<br />
<strong>志賀：</strong>俺、三部作の時は、日程の都合でひとつも出てないんだよね。<br />
<strong><em>―あ、そうでしたか。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>だから10年ぶりで。<br />
<strong>山内：</strong>これは、「バカ企画」ってのがあって。なんか無茶なことをやろうみたいな流れがあって…三本立てもバカ企画、五本立てもバカ企画っていうね。<br />
<strong>志賀：</strong>こんなバカ企画あるか、って。<br />
<strong>山内：</strong>…ん？いま微妙になにか…ダジャレだったの？（笑）<br />
<strong>志賀：</strong>いやいや（笑）面白いから、乗ってんだけれども。<br />
<strong>山内：</strong>バカ企画をやると、それが前提になっちゃう、デフォルトになっちゃう、っていう。<br />
<strong>松田：</strong>筋肉の可動域が、無理かけると広がるっていう。<br />
<strong><em>―そんな感じですよね。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>そのうちあれじゃない？リクエスト公演とかやればいいんじゃない？（笑）<br />
<strong>松田：</strong>ああ（笑）「えーと…きょうは、『1919』で～す！」とかね。<br />
<strong><em>―（笑）で、楽屋から「お疲れ様でーす」って帰る人が出てきたりして。「今日は出番ないな」って。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>みんな来といて。あれもいいですね、前『ソウル市民』韓国語もやったから、「きょうは韓国語で」とか。<br />
<strong>志賀：</strong>そうそうそう（笑）<br />
<strong><em>―五部作全体としてはどうですか？</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>堀田由美子（印刷屋の娘）が、鄭亜美（1919）→<wbr>本田けい（望郷編）→佐山和泉（恋愛二重奏）と、ずいぶん変わったねぇ（笑）<wbr>とか言ってるけど。<br />
<strong>志賀：</strong>観てて『昭和望郷編』で堀田さんの娘夫婦が満州に行ってたのが、今回『恋愛二重奏』で帰ってきて、「ああよかったね」って思ったけど（笑）<br />
<strong><em>―（笑）ああ。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>そうそう（笑）。私は今まで『ソウル市民』『1919』では近所の人だったけど、『恋愛二重奏』で初めて篠崎家の人になって、それが違うし。でもそうするとさ、自分が全部考える以前に、作品の歴史があるから、これに乗っかってっちゃえ、みたいなのがある。<br />
<strong><em>―ああ、潮の流れがある、みたいなね。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>直接的に、<wbr>同じ役をやっているあの人のあの癖を真似しよう、とかはそういうのないけど、大きな感じで、あんな感じで「邪魔な人はだれもいません」とか言ってた人が、こうなってるんだな、と。<br />
<strong>志賀：</strong>堀田さんのあれはね、観ててすごく切なくってね。<br />
<strong><em>―なんか変な夢みたいだな、と思って。フラッシュバックじゃないんだけど、部分的にその人の記憶がある、みたいなのが、ぽっぽっぽっとつながって出てくる。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>同じ人物なんだけど違う俳優がやってるとか。違う人物なんだけど、同じ俳優がやってて、なんとなくつながってるとかの感じが面白い。<br />
<strong>志賀：</strong>『サンパウロ』でも「戦争で危なくなるから、日本に帰る」っていう。こっちはその後のこと知ってるから、「沖縄には帰んないほうがいいよ」「そっちのほうが危ない」っていう。そういう切なさっていうかな。その人の運命っていうか、その人の選択だから、仕方がないんだけど。「危なくなるから日本に帰る」ってのはね、なんともいえないね。<br />
<strong>松田：</strong>そういうのってやっててジレンマみたいなのはないですか？<br />
<strong>山内：</strong>それはないんだけど…「人生の答え合わせ」みたいなことが、俺たちの年齢だといっぱい起きてくるじゃないですか？「ああ、こんなだったんだ、俺の未来は」っていう。そういうふうな切なさを強く感じちゃうのは、「俺、歳だなぁ」と思うけどね。<br />
<strong>松田：</strong>あの、『恋愛二重奏』でもさ、ヒトラーユーゲント（偽）とかが来てさ「万歳ナチス」とかって、やるんだけど、やっぱりさ、手を挙げるのにさ、すごい抵抗感があるんですよ。<br />
<strong>山内：</strong>おれブライアリーが手を上げた時にさ、びっくりしたね。<br />
<strong>松田：</strong>アルノーがさ、『鳥の飛ぶ高さ』の時にさ、<wbr>ダンスの振付を変えたじゃな<br />
いですか。「ハイルヒットラー！」<wbr>みたいに手を挙げる振りがあって。<br />
<strong>山内：</strong>ああ、「ものすごい抵抗感があります」って言って。<br />
<strong><em>―へー、なるほど。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>まあ、稽古の最初のほうで、みんな挙げ方バラバラだったけども（笑）<br />
（続く）</wbr></wbr></wbr></wbr></wbr></p>
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		<title>12月3日(土)『ソウル市民』＠吉祥寺シアター</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 06:12:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[劇場レポート]]></category>

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		<description><![CDATA[今日でおしまい！千穐楽！！！ヽ(`Д´)ﾉゴブ作だよ。 1ヶ月以上続いたけど、ほんと、最後。 いまは15:00。『恋愛二重奏』も終わって、後は16:00からの『サンパウロ市民』を残すのみとなりました。 ふぅ…。 さて、昨日の劇場レポート、『ソウル市民』の最後のステージですっ。 出演の福士史麻さんから☆ミ お茶のんだり、羊羹食べたり、お菓子たべたり…『ソウル市民』シリーズってそういう時間が多いヨナ( ´ー｀)… これで終わりか…。と思いをはせたり。 最後、見届けてくださいっ＼(^o^)／ ＊　＊　＊　＊　＊ 『ソウル市民』韓国人女中役の福士です。 約ひと月続いた公演も、『ソウル市民』は昨日で最後でした。 なにか最後らしいことを、と考えたのですが、言葉にまとまらず、 鈴木、福島、淑子、3人の女中が劇中に毎回食べていた羊羹のことを書くことにします。 そうそう、『サンパウロ市民』でも、同じ羊羹を食べるシーンがありました。 私たちの食べている羊羹、皆様に味はお届けすることができませんが、実はとても良い品でした。 でっちようかん。 京都の和菓子屋さんから取り寄せていました。 上品な甘さの蒸し羊羹で、口の中でもたつかず、台詞の進行に支障がありません。 『ソウル市民』前回公演時の小道具係から、『ソウル市民』消えものリスト（劇中で食べて無くなる小道具のリストのことです。）を引き継いだのですが、 お菓子のメーカーまで事細かに記されていて驚きました。 稽古中、他のもいつくか他のも試してみて、最終的にやっぱりこれに落ち着きました。 女中たちが家の人に内緒で食べて、高井さんのせいにしてしまう羊羹。 最後まで、本当においしかったなぁ。飽きなかったなぁ。 もう食べられないと思うと、寂しいです。 いらしていただいて、ありがとうございました。 また、どこかで。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
今日でおしまい！千穐楽！！！ヽ(`Д´)ﾉゴブ作だよ。<br />
1ヶ月以上続いたけど、ほんと、最後。<br />
いまは15:00。『恋愛二重奏』も終わって、後は16:00からの『サンパウロ市民』を残すのみとなりました。<br />
<br />
ふぅ…。<br />
<br />
さて、昨日の劇場レポート、『ソウル市民』の最後のステージですっ。<br />
出演の福士史麻さんから☆ミ<br />
<br />
お茶のんだり、羊羹食べたり、お菓子たべたり…『ソウル市民』シリーズってそういう時間が多いヨナ( ´ー｀)…<br />
これで終わりか…。と思いをはせたり。<br />
<br />
最後、見届けてくださいっ＼(^o^)／<br />
<br />
＊　＊　＊　＊　＊<br />
<br />
『ソウル市民』韓国人女中役の福士です。<br />
<br />
約ひと月続いた公演も、『ソウル市民』は昨日で最後でした。<br />
なにか最後らしいことを、と考えたのですが、言葉にまとまらず、<br />
鈴木、福島、淑子、3人の女中が劇中に毎回食べていた羊羹のことを書くことにします。<br />
そうそう、『サンパウロ市民』でも、同じ羊羹を食べるシーンがありました。<br />
<br />
私たちの食べている羊羹、皆様に味はお届けすることができませんが、実はとても良い品でした。<br />
でっちようかん。<br />
京都の和菓子屋さんから取り寄せていました。<br />
上品な甘さの蒸し羊羹で、口の中でもたつかず、台詞の進行に支障がありません。<br />
<br />
『ソウル市民』前回公演時の小道具係から、『ソウル市民』消えものリスト（劇中で食べて無くなる小道具のリストのことです。）を引き継いだのですが、<br />
お菓子のメーカーまで事細かに記されていて驚きました。<br />
<br />
稽古中、他のもいつくか他のも試してみて、最終的にやっぱりこれに落ち着きました。<br />
<br />
女中たちが家の人に内緒で食べて、高井さんのせいにしてしまう羊羹。<br />
最後まで、本当においしかったなぁ。飽きなかったなぁ。<br />
<br />
もう食べられないと思うと、寂しいです。<br />
<br />
いらしていただいて、ありがとうございました。<br />
<br />
また、どこかで。<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/12%e6%9c%883%e6%97%a5%e5%9c%9f%e3%80%8e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%e5%b8%82%e6%b0%91%e3%80%8f%ef%bc%a0%e5%90%89%e7%a5%a5%e5%af%ba%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%82%bf%e3%83%bc/attachment/20111203123201/" rel="attachment wp-att-1384"><img src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/20111203123201-300x225.jpg" alt="" title="20111203123201" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-1384" /></a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>00年代の青年団の変化</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 03:09:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[『ソウル市民』と青年団のこと（後編） − 山内健司＋松田弘子＋志賀廣太郎]]></category>

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		<description><![CDATA[（前回からの続き） 志賀：話戻すとさ、さっき「いろんな人が青年団に入ってきて変わっていった」っていう話で、今の話で思い出したけど、それと『上野動物園再々々襲撃』（2000年）で大崎（由利子）さんや篠塚（祥司）さん（いずれも、元・金杉アソシエーツの俳優）みたいな人たちを、劇団の本公演に迎えてやった、ていうことも変わってきたところで、あれも非常に刺激的だったね。 松田：あれもさ、ちゃんと段階を踏んで、『マッチ売りの少女たち』（青年団プロデュース公演／1998年）を篠塚さんを迎えてやって、それから『新版小町風伝』（青年団プロデュース公演／1998年）にもって。で、『上野動物園～』の前にワークショップもやったよね？金杉アソシエーツの人たちと。 志賀：そうだっけ。 山内：あの時は、「年上の世代の人たちを使いたい」っていうときの手順だったんだろうね。 志賀：で『眠れない夜なんてない』なんて、もう当たり前のように一緒にやったからね。（笑） 松田：篠塚さんなんて、中国人（『下周村』／新国立劇場／2007年）ともフランス人とも一緒に（『フェードル』／青年団国際演劇交流プロジェクト2005・キラリ☆ふじみ国際演劇月間2005 など）やってるからね。 志賀：そうだね。 ―要するにそこまで来ると、ほんとにいろんな人が、現代口語演劇をやるということになって、それを繰り返していくなかで、もっと、枠にはめるのではない方法が自然と見つかってきたんでしょうね。 志賀：そうでしょうね。あと、また変わってきたよね。古屋（隆太）くんだとか古舘（寛治）さんとか辻（美奈子）ちゃんが、サンプルでもあり青年団でもあるとか、（端田）新菜がままごとに入ったり。 松田：そうだね。演出部でやろうとしていたのとはまた別の形で、俳優が、そういうふうになってきてるね。私も、あなざ事情団をやってるし。 志賀：今までだったら、どっか行くっていったら、いたところ辞めるのが普通だったでしょ。 山内：15年前くらいまでだったらね。 ―それこそ、劇団の潰し潰され、みたいな感じあったでしょうからね。 松田：「どっち取るんだ！？」みたいな。 志賀：そうじゃなくなってきたっていうのがね、これは面白いと思ってるんだけれども。 松田：でも中にいると、だんだん変わってくるから、今日話したみたいなことってあんまりちゃんと意識してなかったんで、言われてみればそうだけど、ふわふわって空気みたいな感じで私は来てたな。 ―いまの話聞いてると、物理的に、新しく入ってくる人の数と回路とテンポが90年代後半くらいからガッと変わってるというか、付き合いの回路が増えましたよね。 志賀：そうそう、だから、大阪ばかりじゃないよね。盛岡に普段住んでる奴（高橋縁）とかね（笑） 松田：いるいる（笑） 山内：普段はソウルに住んでる（キム・）ミンソさんとかね。日本に住んでるけどブライアリー（・ロング）とかさ。 松田：世界を股にかけてる。 ―うんうん。それでも成立することを、自然に…なのかな、そんなに何か発明したっていう感じでもない。 志賀：すごく先々のことを考えて「こうしよう」とやって来たわけじゃないにしても、ちょっと目先のことを「こうした方がいい」っていって重ねてって、その挙句に今こうなってきた、というね。もちろん10年前にオリザがこんなふうになることを予想はしてなかっただろうけども。うまい具合にやってきたね。 松田：『新版 小町風伝』に客演してた人が、そのあと何人も、入団試験受けて青年団に入ってきたじゃないですか。あれもそうでしたよね。 志賀：だから、「あー」と思うくらいで、そのことを受け入れる素地がやっぱりこっちにも少しずつ広がってきてるっていうのもあるのかも。 松田：いろんな人とやったほうが面白い。 山内：…ということなんだよね。まさに。 ―桜美林出身の人も入ってきたわけですよね。2000年代に。教えるっていうのはどうでしたか？ 山内：それはだから、役者だからいいんだ。演出家だったら、使う／使わないっていう権力関係が生まれてくるんだけれども、教えてる時から「いつか俺と舞台で一緒に遊べるかなぁ」とか考えながらやってるんで。 ―それで変わってくることってあるんですか？ 志賀：僕は桐朋でも教えてるから、そういう面白いキャラクターの人だとか、そういうのと関係性ってのをどうやって保っていけるかなぁ、と。それは桜美林でも同じかな。 松田：私は教えてない立場だけど、驚いたのは、私たちはいろいろ試行錯誤して「あっちかな、こっちかな」ってやってきて行き着いてるんだけど、スッとまっすぐ現代口語演劇に来ると、こんなに純粋培養みたいにできるんだ、って思ってそれがすごいな、っていうのと、そうくると、応用が効かないっていう、その2つにびっくりした。 山内：今だと、現代口語演劇に限らず、舞台にのる身体になるのに時間がかかる、ということがあって。要するに「演劇とはこういうものだ！」っていう強いものがないんだろうな、ついにな。 ―そうだと思いますよ。なんでしょうね、それはそう思います。 山内：だから、誰でもものを言っていいんだ、ていうことになるんだと思うけどね（笑）。言ってしまえばね。 （続く）]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
（<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%81%AE%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E6%84%9F%EF%BC%8F%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/" target="_blank">前回</a>からの続き）<br />
<br />
<strong>志賀：</strong>話戻すとさ、さっき「いろんな人が青年団に入ってきて変わっていった」っていう話で、今の話で思い出したけど、それと『上野動物園再々々襲撃』（2000年）で大崎（由利子）さんや篠塚（祥司）さん（いずれも、元・金杉アソシエーツの俳優）みたいな人たちを、劇団の本公演に迎えてやった、ていうことも変わってきたところで、あれも非常に刺激的だったね。<br />
<strong>松田：</strong>あれもさ、ちゃんと段階を踏んで、『マッチ売りの少女たち』（青年団プロデュース公演／1998年）を篠塚さんを迎えてやって、それから『新版小町風伝』（青年団プロデュース公演／1998年）にもって。で、『上野動物園～』の前にワークショップもやったよね？金杉アソシエーツの人たちと。<br />
<strong>志賀：</strong>そうだっけ。<br />
<strong>山内：</strong>あの時は、「年上の世代の人たちを使いたい」っていうときの手順だったんだろうね。<br />
<strong>志賀：</strong>で『眠れない夜なんてない』なんて、もう当たり前のように一緒にやったからね。（笑）<br />
<strong>松田：</strong>篠塚さんなんて、中国人（『下周村』／新国立劇場／2007年）ともフランス人とも一緒に（『フェードル』／青年団国際演劇交流プロジェクト2005・キラリ☆ふじみ国際演劇月間2005 など）やってるからね。<br />
<strong>志賀：</strong>そうだね。<br />
<strong><em>―要するにそこまで来ると、ほんとにいろんな人が、現代口語演劇をやるということになって、それを繰り返していくなかで、もっと、枠にはめるのではない方法が自然と見つかってきたんでしょうね。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>そうでしょうね。あと、また変わってきたよね。古屋（隆太）くんだとか古舘（寛治）さんとか辻（美奈子）ちゃんが、サンプルでもあり青年団でもあるとか、（端田）新菜がままごとに入ったり。<br />
<strong>松田：</strong>そうだね。演出部でやろうとしていたのとはまた別の形で、俳優が、そういうふうになってきてるね。私も、あなざ事情団をやってるし。<br />
<strong>志賀：</strong>今までだったら、どっか行くっていったら、いたところ辞めるのが普通だったでしょ。<br />
<strong>山内：</strong>15年前くらいまでだったらね。<br />
<strong><em>―それこそ、劇団の潰し潰され、みたいな感じあったでしょうからね。</em></strong><br />
<strong>松田：</strong>「どっち取るんだ！？」みたいな。<br />
<strong>志賀：</strong>そうじゃなくなってきたっていうのがね、これは面白いと思ってるんだけれども。<br />
<strong>松田：</strong>でも中にいると、だんだん変わってくるから、今日話したみたいなことってあんまりちゃんと意識してなかったんで、言われてみればそうだけど、ふわふわって空気みたいな感じで私は来てたな。<br />
<strong><em>―いまの話聞いてると、物理的に、新しく入ってくる人の数と回路とテンポが90年代後半くらいからガッと変わってるというか、付き合いの回路が増えましたよね。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>そうそう、だから、大阪ばかりじゃないよね。盛岡に普段住んでる奴（高橋縁）とかね（笑）<br />
<strong>松田：</strong>いるいる（笑）<br />
<strong>山内：</strong>普段はソウルに住んでる（キム・）ミンソさんとかね。日本に住んでるけどブライアリー（・ロング）とかさ。<br />
<strong>松田：</strong>世界を股にかけてる。<br />
<strong><em>―うんうん。それでも成立することを、自然に…なのかな、そんなに何か発明したっていう感じでもない。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>すごく先々のことを考えて「こうしよう」とやって来たわけじゃないにしても、ちょっと目先のことを「こうした方がいい」っていって重ねてって、その挙句に今こうなってきた、というね。もちろん10年前にオリザがこんなふうになることを予想はしてなかっただろうけども。うまい具合にやってきたね。<br />
<strong>松田：</strong>『新版 小町風伝』に客演してた人が、そのあと何人も、入団試験受けて青年団に入ってきたじゃないですか。あれもそうでしたよね。<br />
<strong>志賀：</strong>だから、「あー」と思うくらいで、そのことを受け入れる素地がやっぱりこっちにも少しずつ広がってきてるっていうのもあるのかも。<br />
<strong>松田：</strong>いろんな人とやったほうが面白い。<br />
<strong>山内：</strong>…ということなんだよね。まさに。<br />
<strong><em>―桜美林出身の人も入ってきたわけですよね。2000年代に。教えるっていうのはどうでしたか？</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>それはだから、役者だからいいんだ。演出家だったら、使う／使わないっていう権力関係が生まれてくるんだけれども、教えてる時から「いつか俺と舞台で一緒に遊べるかなぁ」とか考えながらやってるんで。<br />
<strong><em>―それで変わってくることってあるんですか？</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>僕は桐朋でも教えてるから、そういう面白いキャラクターの人だとか、そういうのと関係性ってのをどうやって保っていけるかなぁ、と。それは桜美林でも同じかな。<br />
<strong>松田：</strong>私は教えてない立場だけど、驚いたのは、私たちはいろいろ試行錯誤して「あっちかな、こっちかな」ってやってきて行き着いてるんだけど、スッとまっすぐ現代口語演劇に来ると、こんなに純粋培養みたいにできるんだ、って思ってそれがすごいな、っていうのと、そうくると、応用が効かないっていう、その2つにびっくりした。<br />
<strong>山内：</strong>今だと、現代口語演劇に限らず、舞台にのる身体になるのに時間がかかる、ということがあって。要するに「演劇とはこういうものだ！」っていう強いものがないんだろうな、ついにな。<br />
<em><strong>―そうだと思いますよ。なんでしょうね、それはそう思います。</strong></em><br />
<strong>山内：</strong>だから、誰でもものを言っていいんだ、ていうことになるんだと思うけどね（笑）。言ってしまえばね。<br />
（続く）</p>
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		<title>沖縄へ</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 02:26:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>oriza</dc:creator>
				<category><![CDATA[22年目の『ソウル市民』- 平田オリザ]]></category>

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		<description><![CDATA[ 29日（火） 朝、今日はバスで、またしても羽田へ。 10時台の飛行機で那覇に。防衛省の官僚の暴言で渦中の沖縄ですが、別に政府の仕事ではありません。 ３時から５時半まで、県の文化観光戦略の会議に出席。 そのあとは、沖縄に来ているというのに、ずっとホテルで原稿書き。 あぁ、あとこの日は、ついにできてきた想田監督のドキュメンタリー映画「演劇」のラフカットを見たのだった。 途中、国際通りに食事のために散歩に出る。沖縄は蒸し暑いです。 この日、ジェミノイドを使った日本語教育のテキスト脱稿。 30日（水） 朝10時から12時半まで、文化発信拠点（要するに県立劇場を作るかどうか）の諮問委員会。 すぐにモノレールで空港へ。空港で沖縄そばを食す。 ２時過ぎの便で大阪へ。大阪はやっぱり寒いですね。 空港近くのホテルにいったんチェックインしてから大学へ。 研究室で少し残務処理。 ホテルに戻って、深夜までメールの返信。 １２月１日（木） 朝、ホテルからの送迎バスに乗って空港に出て、そこからモノレールで吹田キャンパスへ。 10時半から12時半まで会議。私は13時から豊中で授業なので、中座させてもらいました。 私も、一応中核のメンバーになっているリーディング大学院という大きなプロジェクトの「オールラウンド部門」で、大阪大学が採択されました。他に採択されたのは、京大と慶応の計三校のみということで、東大を破っての採択ですから、本当は手放しで喜んでいいのでしょうが、あまりに大きなプロジェクトなので、当事者はみんな不安げな様子です。まぁ、めでたいのだろうけど。 私は、アートによるリーダーシップ養成のようなことを担当します。未来のトップリーダーたちに、できるだけアートに触れてもらうのが私の仕事です。 今日は、それの採択後初の会議でした。 昼休み学バスが、ものすごく混んでいました。 13時から授業。そのあとは研究室で仕事。 17時、学バスで再び吹田へ。 ちなみに阪大の先生方の多くは、車を持っていて移動しているようです。どうもそれが前提になっているので、私のように学バスを使う者には不便きわまりない。モノレールの駅は遠いし。 18時から21時まで２コマぶち抜きの授業。 モノレールで空港まで行ってホテルへ。 ２日（金） 朝の飛行機で帰京。羽田からバスで小岩に出てから、総武線で船橋へ。 今日は船橋で市民活動フェスタの基調講演とシンポジウム。 アートによる復興支援をしている仙台のＡＲＣＴの鈴木さんに会う。帰りも秋葉原まで一緒だったので、いろいろ情報交換ができてラッキーでした。仙台にも顔を出さないとなぁ。 そのまま総武線から中央線快速に乗り換えて吉祥寺へ。『サンパウロ市民』上演前に到着。 ２階ロビーで、『革命日記』の旅公演についてのミーティング。続いて面接二件。 終演後、挨拶もそこそこにアゴラに戻って、来年の『月の岬』の美術打ち合わせ。 さらに、アゴラに来ている渡辺源四郎商店の畑澤さんと打ち合わせ。 近所の焼き鳥屋さんで劇団員が飲んでいたのでちょっと顔を出す。 三日ぶりに帰宅。 ３日（土） 朝から、雨で出かけるのがいやになる。 が、気合いを入れて、早稲田大学に行って言語文化教育学会の基調講演とシンポジウム。 &#8230; <a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e6%b2%96%e7%b8%84%e3%81%b8/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
 29日（火）<br />
朝、今日はバスで、またしても羽田へ。<br />
10時台の飛行機で那覇に。防衛省の官僚の暴言で渦中の沖縄ですが、別に政府の仕事ではありません。<br />
３時から５時半まで、県の文化観光戦略の会議に出席。<br />
そのあとは、沖縄に来ているというのに、ずっとホテルで原稿書き。<br />
あぁ、あとこの日は、ついにできてきた想田監督のドキュメンタリー映画「演劇」のラフカットを見たのだった。<br />
途中、国際通りに食事のために散歩に出る。沖縄は蒸し暑いです。<br />
この日、ジェミノイドを使った日本語教育のテキスト脱稿。<br />
<br />
30日（水）<br />
朝10時から12時半まで、文化発信拠点（要するに県立劇場を作るかどうか）の諮問委員会。<br />
すぐにモノレールで空港へ。空港で沖縄そばを食す。<br />
２時過ぎの便で大阪へ。大阪はやっぱり寒いですね。<br />
空港近くのホテルにいったんチェックインしてから大学へ。<br />
研究室で少し残務処理。<br />
ホテルに戻って、深夜までメールの返信。<br />
<br />
１２月１日（木）<br />
朝、ホテルからの送迎バスに乗って空港に出て、そこからモノレールで吹田キャンパスへ。<br />
10時半から12時半まで会議。私は13時から豊中で授業なので、中座させてもらいました。<br />
私も、一応中核のメンバーになっているリーディング大学院という大きなプロジェクトの「オールラウンド部門」で、大阪大学が採択されました。他に採択されたのは、京大と慶応の計三校のみということで、東大を破っての採択ですから、本当は手放しで喜んでいいのでしょうが、あまりに大きなプロジェクトなので、当事者はみんな不安げな様子です。まぁ、めでたいのだろうけど。<br />
私は、アートによるリーダーシップ養成のようなことを担当します。未来のトップリーダーたちに、できるだけアートに触れてもらうのが私の仕事です。<br />
今日は、それの採択後初の会議でした。<br />
<br />
昼休み学バスが、ものすごく混んでいました。<br />
13時から授業。そのあとは研究室で仕事。<br />
17時、学バスで再び吹田へ。<br />
ちなみに阪大の先生方の多くは、車を持っていて移動しているようです。どうもそれが前提になっているので、私のように学バスを使う者には不便きわまりない。モノレールの駅は遠いし。<br />
18時から21時まで２コマぶち抜きの授業。<br />
モノレールで空港まで行ってホテルへ。<br />
<br />
２日（金）<br />
朝の飛行機で帰京。羽田からバスで小岩に出てから、総武線で船橋へ。<br />
今日は船橋で市民活動フェスタの基調講演とシンポジウム。<br />
アートによる復興支援をしている仙台のＡＲＣＴの鈴木さんに会う。帰りも秋葉原まで一緒だったので、いろいろ情報交換ができてラッキーでした。仙台にも顔を出さないとなぁ。<br />
そのまま総武線から中央線快速に乗り換えて吉祥寺へ。『サンパウロ市民』上演前に到着。<br />
２階ロビーで、『革命日記』の旅公演についてのミーティング。続いて面接二件。<br />
終演後、挨拶もそこそこにアゴラに戻って、来年の『月の岬』の美術打ち合わせ。<br />
さらに、アゴラに来ている渡辺源四郎商店の畑澤さんと打ち合わせ。<br />
近所の焼き鳥屋さんで劇団員が飲んでいたのでちょっと顔を出す。<br />
三日ぶりに帰宅。<br />
<br />
３日（土）<br />
朝から、雨で出かけるのがいやになる。<br />
が、気合いを入れて、早稲田大学に行って言語文化教育学会の基調講演とシンポジウム。<br />
朝１０時半から昼食を挟んで夕方５時半までの長丁場でした。<br />
渋谷で、眼鏡をゲット。<br />
そのまま劇場に。<br />
本日で旧三部作は千秋楽。<br />
軽くプレ打ち上げ。『ソウル市民１９１９』組も合流。<br />
<br />
眼鏡変わりました。<br />
<br />
<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e6%b2%96%e7%b8%84%e3%81%b8/cimg0726/" rel="attachment wp-att-1371"><img class="alignnone size-full wp-image-1371" title="CIMG0726" src="http://seoul5.seinendan.org/wp/wp-content/uploads/2011/12/CIMG0726.jpg" alt="" width="3648" height="2736" /></a><br />
<br />
&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ヨーロッパと日本の演劇の距離感／移民について</title>
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		<pubDate>Sun, 04 Dec 2011 01:45:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>seoul5</dc:creator>
				<category><![CDATA[『ソウル市民』と青年団のこと（後編） − 山内健司＋松田弘子＋志賀廣太郎]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://seoul5.seinendan.org/?p=1360</guid>
		<description><![CDATA[（前回からの続き） 山内：志賀さんさ、オーストリアとドイツに何年くらい住んでたの？ 志賀：えーと、全部合わせると3年ちょいぐらいかな。 山内：どういう心持ちで暮らしてたんですか？ 志賀：うーん、どうだろ…。 山内：「日本に帰んないかもしれない」とか思った？ 志賀：それはないね。 松田：いくつくらいのとき？ 志賀：24…くらいかな 山内：24～28歳くらいか。 志賀：そうそう。 松田：それで日本語教えてたの？ 志賀：いや、アルバイトみたいなもので、日本人学校で国語を。 松田：なんで行ったんですか？24歳のときに。 志賀：あの、やっぱり芝居絡みっていうか、自分がやってることが、翻訳劇っていうか…特にブレヒトが近しかったんだけれども、純粋に「向こうでどうやってるんだろう？」っていうのがね、気になって。 その、新劇的なる演技術だとか何かっていうのが、本物なのかどうなのかっていう。その時には全然意識してなかったんだけれども、その頃から、いま青年団でやってるようなことを、沸々と考えてたんだと思う。あと、とっかかりが、体操競技が好きだったから、そういう動きのなかから、別の側面から、動きを捉えられるかも、とか。 山内：元・ロマンチカの原サチコさんが、2000年くらいからドイツに行って、今、州立劇場の専属俳優になったりしてるんだけれども、例えばそういうようなことって考えなかった？そういう人生。 志賀：いや…そこまでの考えはないかな。聴講で演劇学校に行こうと思って試験を受けたんだけれども、ダメだった。余程じゃないと無理だね、ドイツでは。衣装だとか、スタッフ関係の仕事なら、あるようなんだけど。 松田：それで、「ブレヒトだとか、ドイツではどうなんだ？」って行って、どうだったの？ 志賀：最初に入ったのが、ホームステイで日本人に理解がある人だったんだけれども。あの、だから、あまり、芝居を観てるのと、自分がそこで生活してるのと、っていうのが、乖離してないんですよ。離れてないんですよ、舞台から受ける印象が。 松田：ドイツだと。さっきの山ちゃんの話の「奉る、崇めるみたいなのがある」っていう感じがないってこと？ 志賀：「地続きだなぁ」っていう。「あ、だからやっぱりそうなんだよね」と。 松田：そうじゃないかと思ったら、そうだったと。 志賀：そう。それから、ウィーンに移って、ウィーンの民衆劇なんか観てても、こっちはこっちで非常にデフォルメしたような芝居もあるんだけれども、あの、なんだろ、…えーと、例えば吉本（新喜劇）を観てるみたいな感じっていっていいのかな？、そういう感じかな。 山内：それは大衆的な劇場？ 志賀：大衆的なところ。まあ、フランスのブールヴァールとも違うと思うけど。…だから、そう、地続きっていう感じ。そういうときにやっぱ「私たちが普段やってる、日常的な動きみたいなのものが、もっとベースになって行かないといけないんだよね」って。 ―へー。 山内：いまね、竹中香子ちゃんがついに、ね。 松田：そうだね。桜美林の卒業生なんですけど、フランスのコンセルヴァトアールに試験受けて入った人が行ってる。 志賀：そうなんだ。あの頃は、あの、俳優っていうのは、全然仕事がない、っていう感じだったけど、演出の勉強で、というような人はいたね。 ―なんで今、山内さんこの話をしようと思ったんですか？ 山内：いや、移民の話なんだけどさ。いや、ここ数年、割と長くフランスに居てさ、例えばビジネスマンにしても、韓国人とかだったら、骨埋める気で来るわけさ。もう家族全員で住むと、こっちの人になるんだ、と。でも日本人の場合はさ、そうじゃない。やっぱ帰るんだよね、「いつか帰る」と。だから、チャイナタウンとかコリアンタウンとかはあるんだけれども、日本人街ってのは、ほんとに「フランスを好きな日本人の通り」みたいなのしかなくてさ。「日本人が移民するってのは、もうないんだろうな…」って思うんだけどさ。…だから、よく考えるのはさ「自分が海外で暮らすなんてことはあるのかな？」と。 ―日本人の移民、ないとは言えないと思うな…。たぶんあると思います。これから。 志賀：国としての事業としての政策、っていうのはないかもしれないけど、 ―自由移民で…絶えず… 山内：じゃあ、日本人街ができるのかな？ 志賀：ああ、どうかな、それは。 松田：あと、まあ、日本人街を作りたいような人が移民するか、っていうこともあるんじゃないですか。日本から出ていくとすれば、日本が合わなくて出ていく、とか。 山内：じゃあ、同化していくのか、現地に。 志賀：友達でいまタイに暮らしてる人が居るんだけど、それはちょうど、たまたまタイに赴任してるときに会社が潰れちゃって、家族に「どうしよう？」って聞いたら、本人は帰るつもりだったんだけど、「こっちがいい」って家族が言ったんで、そのまま居ついちゃって、向こうで仕事してる。 &#8230; <a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/12/%e3%83%a8%e3%83%bc%e3%83%ad%e3%83%83%e3%83%91%e3%81%a8%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e6%bc%94%e5%8a%87%e3%81%ae%e8%b7%9d%e9%9b%a2%e6%84%9f%ef%bc%8f%e7%a7%bb%e6%b0%91%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
（<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/11/%E3%80%8E%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%83%AB%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%80%8F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%8F%8D%E5%BF%9C/" target="_blank">前回</a>からの続き）<strong></strong><br />
<br />
<strong>山内：</strong>志賀さんさ、オーストリアとドイツに何年くらい住んでたの？<br />
<strong>志賀：</strong>えーと、全部合わせると3年ちょいぐらいかな。<br />
<strong>山内：</strong>どういう心持ちで暮らしてたんですか？<br />
<strong>志賀：</strong>うーん、どうだろ…。<br />
<strong>山内：</strong>「日本に帰んないかもしれない」とか思った？<br />
<strong>志賀：</strong>それはないね。<br />
<strong>松田：</strong>いくつくらいのとき？<br />
<strong>志賀：</strong>24…くらいかな<br />
<strong>山内：</strong>24～28歳くらいか。<br />
<strong>志賀：</strong>そうそう。<br />
<strong>松田：</strong>それで日本語教えてたの？<br />
<strong>志賀：</strong>いや、アルバイトみたいなもので、日本人学校で国語を。<br />
<strong>松田：</strong>なんで行ったんですか？24歳のときに。<br />
<strong>志賀：</strong>あの、やっぱり芝居絡みっていうか、自分がやってることが、翻訳劇っていうか…特にブレヒトが近しかったんだけれども、純粋に「向こうでどうやってるんだろう？」っていうのがね、気になって。<br />
その、新劇的なる演技術だとか何かっていうのが、本物なのかどうなのかっていう。その時には全然意識してなかったんだけれども、その頃から、いま青年団でやってるようなことを、沸々と考えてたんだと思う。あと、とっかかりが、体操競技が好きだったから、そういう動きのなかから、別の側面から、動きを捉えられるかも、とか。<br />
<strong>山内：</strong>元・ロマンチカの<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sahanoha2000/" target="_blank">原サチコさん</a>が、2000年くらいからドイツに行って、今、州立劇場の専属俳優になったりしてるんだけれども、例えばそういうようなことって考えなかった？そういう人生。<br />
<strong>志賀：</strong>いや…そこまでの考えはないかな。聴講で演劇学校に行こうと思って試験を受けたんだけれども、ダメだった。余程じゃないと無理だね、ドイツでは。衣装だとか、スタッフ関係の仕事なら、あるようなんだけど。<br />
<strong>松田：</strong>それで、「ブレヒトだとか、ドイツではどうなんだ？」って行って、どうだったの？<br />
<strong>志賀：</strong>最初に入ったのが、ホームステイで日本人に理解がある人だったんだけれども。あの、だから、あまり、芝居を観てるのと、自分がそこで生活してるのと、っていうのが、乖離してないんですよ。離れてないんですよ、舞台から受ける印象が。<br />
<strong>松田：</strong>ドイツだと。<a href="http://seoul5.seinendan.org/2011/11/%E3%80%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%8D%E3%81%A8%E9%9D%92%E5%B9%B4%E5%9B%A3%E3%81%AE%E6%BC%94%E5%8A%87/" target="_blank">さっきの山ちゃんの話の「奉る、崇めるみたいなのがある」</a>っていう感じがないってこと？<br />
<strong>志賀：</strong>「地続きだなぁ」っていう。「あ、だからやっぱりそうなんだよね」と。<br />
<strong>松田：</strong>そうじゃないかと思ったら、そうだったと。<br />
<strong>志賀：</strong>そう。それから、ウィーンに移って、ウィーンの民衆劇なんか観てても、こっちはこっちで非常にデフォルメしたような芝居もあるんだけれども、あの、なんだろ、…えーと、例えば吉本（新喜劇）を観てるみたいな感じっていっていいのかな？、そういう感じかな。<br />
<strong>山内：</strong>それは大衆的な劇場？<br />
<strong>志賀：</strong>大衆的なところ。まあ、フランスのブールヴァールとも違うと思うけど。…だから、そう、地続きっていう感じ。そういうときにやっぱ「私たちが普段やってる、日常的な動きみたいなのものが、もっとベースになって行かないといけないんだよね」って。<br />
<strong><em>―へー。</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>いまね、<a href="http://millcorun.blog.fc2.com/" target="_blank">竹中香子ちゃん</a>がついに、ね。<br />
<strong>松田：</strong>そうだね。桜美林の卒業生なんですけど、フランスのコンセルヴァトアールに試験受けて入った人が行ってる。<br />
<strong>志賀：</strong>そうなんだ。あの頃は、あの、俳優っていうのは、全然仕事がない、っていう感じだったけど、演出の勉強で、というような人はいたね。<br />
<strong><em>―なんで今、山内さんこの話をしようと思ったんですか？</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>いや、移民の話なんだけどさ。いや、ここ数年、割と長くフランスに居てさ、例えばビジネスマンにしても、韓国人とかだったら、骨埋める気で来るわけさ。もう家族全員で住むと、こっちの人になるんだ、と。でも日本人の場合はさ、そうじゃない。やっぱ帰るんだよね、「いつか帰る」と。だから、チャイナタウンとかコリアンタウンとかはあるんだけれども、日本人街ってのは、ほんとに「フランスを好きな日本人の通り」みたいなのしかなくてさ。「日本人が移民するってのは、もうないんだろうな…」って思うんだけどさ。…だから、よく考えるのはさ「自分が海外で暮らすなんてことはあるのかな？」と。<br />
<strong><em>―日本人の移民、ないとは言えないと思うな…。たぶんあると思います。これから。</em></strong><br />
<strong>志賀：</strong>国としての事業としての政策、っていうのはないかもしれないけど、<br />
<strong><em>―自由移民で…絶えず…</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>じゃあ、日本人街ができるのかな？<br />
<strong>志賀：</strong>ああ、どうかな、それは。<br />
<strong>松田：</strong>あと、まあ、日本人街を作りたいような人が移民するか、っていうこともあるんじゃないですか。日本から出ていくとすれば、日本が合わなくて出ていく、とか。<br />
<strong>山内：</strong>じゃあ、同化していくのか、現地に。<br />
<strong>志賀：</strong>友達でいまタイに暮らしてる人が居るんだけど、それはちょうど、たまたまタイに赴任してるときに会社が潰れちゃって、家族に「どうしよう？」って聞いたら、本人は帰るつもりだったんだけど、「こっちがいい」って家族が言ったんで、そのまま居ついちゃって、向こうで仕事してる。<br />
<strong>山内：</strong>そうか、タイは移民が日本人多いんだよね。そういえばそうだ。<br />
<strong><em>―まあ、『眠れない夜なんてない』(2008年／仕事をリタイアしたあと、マレーシアに移住した人々を描いた)じゃないですけど、東南アジアだったら、理解できるような気がする。ヨーロッパだったら、なんか無さそうだけど。</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>あの作品の施設はある種の日本人街だよね。<br />
<strong>松田：</strong>『眠れない夜なんてない』みたいな世界だったら、気候もいいし、物価も安いし、というそういうことですよね。老後。<br />
<strong>山内：</strong>だから、働いて生きていくっていう感じじゃないんだよな…あれは。<br />
<strong><em>―でも、若い人も出てくるじゃないですか。それであのまま…</em></strong><br />
<strong>山内：</strong>でも、どうなんだろう、旅で沈没して、そのまま現地に同化して住んでいくっていうのと、サンパウロとかハワイ、アメリカ西海岸とかの移民っていうのは、根本的に違うような気がする。<br />
<em><strong>―ああ、それはそうですよね。要は、まだ日清・日露戦争以降の移民って、結局、日本の経済力もないから、逃げるように新天地を求めて移民した、みたいな感じがあったんじゃないかな…。</strong></em><br />
<strong>志賀：</strong>だから、「3年で帰れるとみんな思ってた」っていうのは、つまり出稼ぎの感覚だよね。<br />
<strong>松田：</strong>一旗揚げて…みたいなね。<br />
<em><strong>―満州行った人もきっとそうですよね。</strong></em><br />
<strong>志賀：</strong>そうだよね。<br />
<strong>松田：</strong>農家の次男とかが、行くとか。<br />
（続く）</p>
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